文部科学省は2025年12月22日、2025年度全国高校生フォーラムの表彰校9校を発表した。最優秀賞となる文部科学大臣賞は、出場校123校の中から、渋谷教育学園渋谷高等学校が選ばれた。
2025年度全国高校生フォーラムは、文部科学省とAoba-BBTの共催で12月21日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催された。当日は、WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワークに参加する123校の高校生が一堂に会し、グローバルな社会課題の解決策や提案について、英語でプレゼンテーションを行った。
文部科学大臣賞は、渋谷教育学園渋谷高等学校の「『いただきます』を未来まで次世代に伝える食販の大切さとフードロス」、審査委員長賞は、岡山学芸館高等学校の「プログラミングで高齢者を救おう!」 が受賞した。
奨励賞には、岡山県立岡山城東高等学校、岡山県立岡山操山高等学校、静岡県立三島北高等学校、福井県立高志高等学校、高知国際高等学校、お茶の水女子大学附属高等学校、姫路女学院中学校・高等学校の7校が選ばれた。
2016年に始まった全国高校生フォーラムは、今回で10回目の節目を迎えた。生徒交流会では「つながり育てる、私たちの未来」をテーマに、参加校の生徒たちが活発なディスカッションを行うなど、次世代を担う高校生が国際的な視点で社会課題に向き合い、その成果を発信する場として定着しつつある。

