テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は2026年秋学期より、学部課程のサイバーセキュリティ学科と「データサイエンス:計算分析」修了証書プログラムを新設する。日本および世界的に高まるSTEM分野の人材需要に対応するもので、2026年4月に発表したAI学科の開設に続く取組みとなる。
TUJは東京都世田谷区に拠点を置き、学長はマシュー・ウィルソン氏。日本にある外国大学として最大規模かつ最も長い歴史をもつ同大学は、約45年の歴史のなかでも特に大きな成長期を迎えている。2025年秋学期には、学位取得を目指す学生数が初めて3,500名を突破。学部課程の学生数は過去5年間でほぼ3倍に増加している。
新設するサイバーセキュリティ学科は、米国本校の科学技術学部(College of Science and Technology)のカリキュラムに基づく学部課程のプログラムだ。コンピュータサイエンス学科が提供するアルゴリズム、ソフトウェア工学、コンピュータアーキテクチャ、プログラミング言語、データ構造、オペレーティングシステム、ネットワーク、AI、画像処理などの学術的基盤をさらに発展させ、サイバー脅威からコンピュータやネットワークを保護するための専門的な技術知識と実践的スキルを提供する。
米国労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics)の予測によると、情報セキュリティ関連職の雇用は今後10年間で32%増加する見込みだ。同学科では、デジタル化とセキュリティ意識が高まる世界で求められる知識と専門的な技術を身に付けることができ、サイバーセキュリティ分野および関連産業でのキャリア形成に向けた基盤を築くことができるとしている。
「データサイエンス:計算分析」修了証書プログラムは、ビッグデータと機械学習を学ぶ機会を提供する学部課程のプログラムだ。数学とプログラミングの素養をもつ学生を対象として設計されており、生物医学、防衛、教育、工学などの分野でのキャリアの発展をサポートする。
TUJの教務担当副学長兼プロボストである田岡泰子氏は、「TUJはSTEM関連分野における学術的卓越性と学生の成功(Student Success)の実現に向けた取組みを積極的に進めており、サイバーセキュリティ学科とデータサイエンス:計算分析修了証書プログラムの新設、さらにAI学科の開設は、その取組みを明確に示すものです」「サイバーセキュリティが今日のグローバルな労働市場においてますます重要性を増すなか、新設のサイバーセキュリティ専攻は、学生が専門知識を高め、幅広い国際的な産業分野でのキャリアに向けて準備するための貴重な機会を提供します」と述べている。
TUJはプログラムの拡充とともに、施設の充実も継続的に進めている。2024年にはコンピュータサイエンス学科のプログラムを拡充し、同年アウル・センターを開設。2025年1月には伏見稲荷大社近くに国内第2拠点となるTUJ京都を開設した。2025年秋学期にはTUJ初となるオナーズ・プログラムを京都で開始するとともに、学部課程の英語指導法修了証書プログラムも導入している。
2026年3月には、神奈川県川崎市に8階建ての教育・研究施設「ヒルサイドセンター」の新設を発表した。延べ床面積約7,000平方メートル(2,118坪)の同施設は2026年8月に開設予定で、STEM関連分野を含むさまざまな講義で活用される予定だ。
なお、2023年には観光・ホスピタリティ・イベントマネジメント学科およびeスポーツ修了証書プログラムを開設するなど、TUJは幅広い分野でプログラムの拡充を続けている。

