さいたま文学館は2026年9月19日から11月23日まで、企画展「生誕110周年 児童文学者・瀬田貞二のおもかげ―自分流に子どもの本とつきあう暮らし―」を開催する。「指輪物語」「ナルニア国ものがたり」などの翻訳や創作、評論・研究に加え、直筆原稿や挿絵原画などを通して瀬田貞二の仕事と生涯を紹介する。観覧料は一般210円、高校生・学生100円。中学生以下は無料。
瀬田貞二(1916~1979)は、埼玉県に30年近く暮らし、児童文学の翻訳や創作、評論、研究など多岐にわたる活動を行った児童文学者。「指輪物語」「ナルニア国ものがたり」「おやすみなさい おつきさま」などの翻訳をはじめ、「三びきのやぎのがらがらどん」「おだんごぱん」などの再話、「お父さんのラッパばなし」「きょうはなんのひ?」などの創作で知られている。
企画展では、瀬田が子供の本の世界へ本格的に入るきっかけとなった「児童百科事典」の刊行から、翻訳、昔話・再話、創作、評論・研究、家庭文庫「瀬田文庫」の活動までを紹介。長年にわたって読み継がれてきた作品を通して、瀬田がどのように子供の本と向き合っていたのかに迫る。
展示では、平凡社刊行の「児童百科事典」全24巻のほか、「指輪物語 旅の仲間(上)」の自筆原稿や、「指輪物語 旅の仲間(下)」の挿絵原画など、貴重な資料を公開する。また、瀬田と妻の俳句が交互に書かれた折本「唱和句集」も展示する。
常設展示室内の特集展示コーナーでは、9月8日から「瀬田貞二と俳句」「瀬田貞二とおもちゃ絵」「瀬田貞二のスケッチ」を紹介。「余寧金之助(よねい きんのすけ)」の名で詠んだ俳句や、中村草田男、金子兜太との関わり、瀬田が収集・解説したおもちゃ絵コレクション、本人が描いたスケッチなどを取り上げる。おもちゃ絵は会期中に展示替えを行う。
会期中には関連イベントも開催する。9月26日には、児童文学者で元福音館書店編集者の斎藤惇夫氏による記念講演会「瀬田貞二さんのまなざし」を開催。11月14日には担当職員が展覧会の見どころを紹介する「企画展スライドトーク」、9月30日と10月21日には担当職員による展示解説を行う。いずれも参加費無料。
企画展の会場は、さいたま文学館の企画展示室および常設展示室内特集展示コーナー。会期は9月19日から11月23日まで。特集展示コーナーのみ9月8日から先行して観覧できる。
◆さいたま文学館企画展「生誕110周年 児童文学者・瀬田貞二のおもかげ―自分流に子どもの本とつきあう暮らし―」
会期:2026年9月19日(土)~11月23日(月・祝)
会場:さいたま文学館 企画展示室および常設展示室内特集展示コーナー(埼玉県桶川市若宮1-5-9)
休館日:月曜日(9月21日・10月12日・11月23日を除く)、10月13日(火)、10月27日(火)
※特集展示コーナーは2026年9月8日(火)~11月23日(月・祝)
開館時間:10:00~17:30(観覧受付は17:00まで)
観覧料:一般210円、高校生・学生100円
※中学生以下・障害者手帳等の所有者とその介助者1名は無料
◆関連事業
(1)記念講演会「瀬田貞二さんのまなざし」
日時:2026年9月26日(土)14:00~15:30
会場:さいたま文学館 文学ホール
定員:200名(電話または文学館3階事務室で受付・先着順)
参加費:無料
(2)企画展スライドトーク
日時:2026年11月14日(土)14:00~15:00
会場:さいたま文学館 文学ホール
定員:200名(事前申込不要・先着順)
参加費:無料
(3)担当職員による展示解説
日時:2026年9月30日(水)、10月21日(水)各日14:00~14:30
会場:さいたま文学館 企画展示室
定員:なし(事前申込不要、当日直接企画展示室に集合)
参加費:無料

