フェリス女学院高等学校に通う美咲さんは、会社員のご両親との3人家族。戸建のお住まいから、中学合格と同時に、通学に便利な横浜のマンション暮らしをスタートさせたそうだ。「自宅は学校から遠く、遅くに帰ってくるのが心配だったもので思い切って引っ越しました」とお父様は語る。 美咲さんは、大学付属小学校を経て、フェリス女学院中学校に入学。清楚で物静かなお嬢様だが、中高ともに運動系の部活で活躍する。得意科目は理科と数学で、大学は理工系を志望。将来は海外でも活躍できる仕事に就きたいそうだ。 フェリスは中高一貫校で高校からの入学者がいないこともあり、中高で同じ部活を続ける子が多く、特に体育会系部活の結束力は強い。部活は進学校としては盛んなほうで、夏休み中も活動日が多かったそうだ。それでも練習の合間を縫って旅行したハワイでは、同じ部活のお友達と合流し、イルカウォッチングやサーフィンを楽しんだと言う。 では、中学受験対策はどうしたのだろうか? 4年生から、難関校狙いのお子さんの多いサピックスに通塾。サピックスは算数が難しいと言われるが、リケジョの美咲さんには合っていたようで、算数の問題の難易度が高いフェリスに見事合格した。 サピックスは家庭でも多くの課題をこなすことを求められることから、働く母親には厳しいと言われることもあるが、通塾日数が比較的少なく、お弁当も不要なので、逆に都合がよいという話もある。美咲さんのお宅は後者で、しかも幼馴染の仲良し3人が一緒に通塾したため、3家族の父様方が中心にお迎え当番を交代で担当してくれて、とても助かったという。やはり中学受験に父親の協力は不可欠なようだ。◆学習スタイルは? 自室で自主的に。休日の朝も自ら起きて、決まった予定をこなす。◆携帯はいつから? きっかけは? 小学校4年生から。通塾時の連絡用に。◆お小遣いは? 月5,000円◆保護者会の雰囲気は? スーツの方もいるが、紺一色といった感じではなく、カジュアルな方も多いそうだ。部活のお母様方とは、保護者会の後にお茶をしたり、飲み会を開くこともあり、仲が良いという。【フェリス女学院中学校・高等学校】 横浜市中区の山手にある中高一貫の女子校。大学もあるが、ほとんどの生徒が外部受験をする。※ 名前は仮名です。※ 記事は取材にもとづいて作成しておりますが、本人を特定できないように一部アレンジしております。