東京都は12月8日、都内の私立中学校182校の「平成23年度の初年度(入学年度)納付金」をとりまとめ、発表した。初年度納付金の内容は、授業料、入学金、施設費およびその他毎年納付する費用のこと。 発表によると、初年度納付金の合計が値上がりしたのは14校(7.7%)、値下がりしたのが5校(2.7%)、据え置きとなったのが、163校(89.6%)だった。 初年度納付金の合計が本年度もっとも高額だったのが「玉川学園中学部(国際学級)」の1,828,000円、最低額が「八王子実践」の548,000円であり、全体の平均額は922,870円となった。前年度の平均から266円減少。初年度納付金の平均額は過去13年で初めて減少に転じた。 初年度納付金の値上げ額がもっとも高かったのは「東京都市大学等々力」の96,000円(12.1%)。据え置きした学校のうち、もっとも長期間値上げのない学校は「頌栄女子学院」の20年間となっている。 各学校別に初年度納付金の内容をまとめた資料も公開されている。男子校、女子校、男女校別に、それぞれPDFファイルを閲覧できる。