インフルエンザ患者数さらに倍増、東京にも注意報発令

 厚生労働省は1月21日、2011年第2週(1月10日〜16日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。倍増が報告された前週から、さらに倍以上の増加となった。

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インフルエンザ流行レベルマップ(2011第2週)
  • インフルエンザ流行レベルマップ(2011第2週)
  • 東京都インフルエンザ患者報告数および発生状況
 厚生労働省は1月21日、2011年第2週(1月10日〜16日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。

 今シーズンは昨年の第42週以来増加しつづけ、本年第2週の定点当たりの報告数は12.09(患者報告数59,832)となり、倍増が報告された前週の5.06(患者報告数24,841)から、さらに倍以上の増加となった。

 定点医療機関からの報告をもとに推計される1週間の受診患者数は約78万人(95%信頼区間:71万人〜85万人)。その内訳は、20代で約17万人(22.1%)、30代約12万人(15.6%)、5〜9歳約10万人(13.0%)の順となっている。

 都道府県別では、沖縄県(55.26)、佐賀県(27.87)、福岡県(24.81)、宮崎県(24.08)、長崎県(20.43)、大分県(19.98)、宮城県(17.82)、千葉県(17.56)の順となっている。すべての都道府県で定点あたり報告数の増加がみられ、26県で10.00を上回っている。

 警報レベルを超えている保健所地域は18か所(北海道1、千葉県3、静岡県1、大阪府1、福岡県3、佐賀県2、長崎県1、熊本県1、宮崎県2、沖縄県3)、注意報レベルは244か所(41都道府県)と、いずれも前週から大きく増加している。

 東京都でも1月19日に、福祉保健局がインフルエンザの流行注意報を発令。過去10シーズンの中で、昨シーズンに続き2番目に早い発令となった。
《田崎 恭子》

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