駿台予備校、年間授業料免除など地震被災者支援制度を発表

 駿台予備学校は3月15日、東北地方太平洋沖地震被災者支援制度について発表した。

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 駿台予備学校は3月15日、「東北地方太平洋沖地震被災者支援制度」について発表した。

 今回被災した受験生で、自宅が全壊等の甚大な被害を受けたり、保護者(世帯主)が死亡し、経済的に学費納入が困難な人を対象に被災者支援を実施する。

 支援内容は、入学金を除く年間授業料を免除。また、同校指定の寮への入寮希望者には「入寮特別制度」として、実費(食費・光熱費・寝具費等)を除いた寮費を全額免除する。仙台以外の地区の寮についても相談に応じるという。

 申請については、「入学申込書」と一緒に「2011年度 東日本被災者特別支援制度 利用申請書」(別途掲出)と、被災したことを証明できる書類(「住民票」「罹災証明」など)を提出する。申請者に対しては、入学希望校舎または特設会場にて面接を行い、面接後3日以内に適用範囲を連絡するとしている。申請期間は3月20日〜4月30日。ただし、すでに他の駿台奨学制度適用者は「被災者支援制度」を併せて利用することはできない。

 また、注意事項として、申請事項に不正・虚偽等による相違があった場合は、除籍・退学となることがあるとし、その場合は在学中の必要な学費と減免後の学費との差額を支払うこととしている、さらに同制度により入寮している場合には、入寮費全額および在寮中の必要な寮費も支払うこととしている。

 同様の被災者支援制度は、河合塾や代々木ゼミナールなど他の予備校でも実施されている。
《前田 有香》

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