鳥取県、小中高・特別支援学校で被災地からの転入学受付け

 鳥取県教育委員会は、被災地域の児童生徒等の就学機会を確保するため、高等学校、特別支援学校、中学校、小学校で転入学の受付けを開始した。

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  • 鳥取県「東北地方太平洋沖地震への対応」
 鳥取県教育委員会は、東北地方太平洋沖地震における被災地域の児童生徒等の就学機会を確保するため、高等学校、特別支援学校、中学校、小学校で転入学の受付けを開始した。

 鳥取県立高等学校は、高校に在籍する者または合格(合格内定を含む)したもので、鳥取県内に移住する予定である生徒を、居住予定地から通学可能な学校で受け入れる。原則として在籍または進学予定校と同一課程・同一学科とする。在籍も合格(合格内定を含む)もしていない場合は個別に対応するという。

 転入学の受入れは随時行い、転入学に当たっては面接を行う。なお、当該生徒の県内の身元引受け人も保護者とみなすという。なお、奨学金については、入学後、鳥取県育英奨学資金の緊急採用枠で対応するとしている。

 私立への転入学を希望する場合は、各学校に問合せのこと。

 鳥取県立特別支援学校は、小・中学部、幼稚部・高等部(専攻科を含む)で、原則として被災時に在籍していた特別支援学校と同一の校種へ受け入れる。国立への入学を希望する場合は学校に、市立への入学を希望する場合は米子(よなご)市教育委員会に問合せのこと。小・中学部では、当該児童生徒の県内の身元引受け人も保護者とみなす。幼稚部・高等部では、平成23年度募集要項による選抜が終了しているが、終了前に準じて行うという。

 小学校・中学校に転入学を希望する場合は、各市町村の教育委員会に相談。国立・私立の小中学校に転入学の場合は、直接学校に問合せのこと。

 入学願書は、鳥取県のホームページよりダウンロードすることができる。また各学校の所在地や連絡先も確認することができる。

 鳥取県では、被災者支援として県営住宅の提供、生活用具の提供、住居に落ち着くまでの期間の旅館・ホテルの無料提供なども行っている。
《田村麻里子》

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