熊本県図書工作・美術教育研究会は、文部科学省委託・教育情報化促進モデル事業として「Webこども美術館」を公開している。 Web美術館・別館は、全国規模による、教員の情報の共有化と実践力向上を目的とし、題材や作品の分析や考察、取り組み例を掲載。熊本県内および諸外国の児童・生徒の作品をデータベース化し、表現や鑑賞活動を通して美術の基礎的能力を伸ばし、豊かな情操を養うことを目指している。 絵画・版画・デザインなどのデータベースには約6,000人分の作品が題材別に公開されており、作品解説ナビとして作者本人、または先生による作品の説明を読むことができる。世界の国および地域別のコーナーでは、世界児童画展の協力でアルゼンチン・ベルギー・スリランカなど43カ国の絵が紹介されている。 動画コンテンツでは、スチレン版画や彫りすすみ版画の作業手順やポスターカラーの使い方の説明のほか、子どもが絵を描くときの題材や指導のアドバイスなども公開されている。別館では、小中学校におけるWeb美術館を使っての表現・鑑賞などの取り組み実例と感想が紹介されている。また、国内や海外美術館へのリンクもある。