ウイルス対策ソフトなどを提供するマカフィーは、本物そっくりの不正サイトであるコピーサイトへの注意を呼びかけている。 コピーサイトは、合法的なWebサイトをまねたサイトで、名前からロゴまで、有名なオンライン小売業者をそのままコピーした作りになっており、その目的は、個人情報やクレジットカード情報などを収集すること。 ネットショッピングをしているつもりで入力した大切な情報が、サイバー犯罪者の手に渡ってしまったり、マルウェア(ウイルスなどの悪意のあるソフトウェア)に感染してしまう危険がある。 コピーサイトは、財布の紐が緩む休暇シーズンにもっとも多く出現する。また、現在は過去最高レベルの円高であることから、海外ショッピングサイトの利用も増えており、特にこのゴールデンウィーク中は注意が必要という。 マカフィーでは、サイバー犯罪に巻き込まれないための下記の注意点を紹介している。・以前から知っている、過去取引したことがある、または信頼することができるWebサイトからのみ取引を行う。・ショッピングサイトにアクセスする際は、可能な限りアドレスを直接入力することを推奨。検索エンジンを使用する場合は、不正なサイトに誘導される可能性があることに気をつけること。・クレジットカード情報を送信する前に、必ず検索エンジンを使用して、ショッピングサイトの評価を確認のこと。自社サイト以外で、ショッピングサイトの評価を見つけることができない場合は、疑った方がよい。・未承諾広告メールのリンクは絶対にクリックせずに、そのまま削除すること。また、スパムメールやテキスト、インスタントメッセージなどから届く、怪しげなサービスに反応しない。