横浜市、小中学生を対象に「はまっ子学習ドリル・検定」開始

 横浜市では、小中学生を対象にインターネットを使った学習システム「はまっ子学習ドリル・検定」の運用を開始した。

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はまっ子ドリル・検定
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 横浜市では、小中学生を対象にインターネットを使った学習システム「はまっ子学習ドリル・検定」の運用を開始した。

 同市では、子どもの学力向上を目的として平成22年3月に「横浜市子ども学習向上プログラム」を策定した。その一環として、基礎的な知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力の育成を図ることを目的に、小中学生を対象とした「はまっ子ドリル・検定システム」を開発したという。

 国語ドリルでは、音読、復習させたい名文300選のほか、短文づくりや書き換え問題、教科書の提示順に応じた漢字の読み書き問題などがある。また算数ドリルでは、計算の手順が分かり、自学自習ができるほか、日常的な事象や図表と関連づけて計算技能を高めることができるのが特徴だとしている。算数・数学ドリル・検定および日本語ドリルは5月31日から運用開始しており、国語ドリル・検定は7月から開始する予定。

 同システムの内容は、横浜市立小中学校の児童生徒および教職員向けのウェブサイト「Y・Y NET」を通して、市立学校や家庭に公開される。各教科とも4枚のドリル内容を学習して1回の検定を受けるしくみになっている。ドリルは学校や家庭で印刷することもできる。検定は、15分間に20問の問題をネット上で問題を解いていき自動採点し、合格の場合は認定証、不合格の場合は練習プリントを印刷することができる。

 横浜市では、同システムの運用開始にあたり、挑戦記録を記入する「はまっ子学習ドリル・検定 チャレンジシート」を市立小中特別支援学校全児童生徒に配布する(配布枚数は約283,000部)という。
《前田 有香》

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