東京都、「言語能力向上推進事業」を開始

 東京都教育委員会は6月7日、「言葉の力 -言語能力向上推進事業ニュース-」を、ホームページに公開した。

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 東京都教育委員会は6月7日、「言葉の力 -言語能力向上推進事業ニュース-」を、ホームページに公開した。

 東京都教育庁の指導部では、今年度から児童・生徒の思考力・判断力・表現力等を育成し、生きる力を育むため「言語能力向上推進事業」を立ち上げ、都内公立学校のうち、小学校39校、中学校11校、都立学校15校の計65校を推進校として指定した。「言葉の力 言語能力向上推進事業ニュース」では、同事業の内容をはじめ、言語能力向上にかかわる情報を掲載し、適宜発行していくという。

 公開された第1号では「創刊に当たり」と題した指導部指導企画課長の挨拶文を掲載し、これまで同教育委員会が行ってきた読解力を育成するための方法に関する研究や支援と今後の課題についてふれている。

 また、同事業の趣旨として、東京都が平成22年度からすすめている「言葉の力」再生プロジェクトや、新学習指導要領における「言語活動の充実」を受けた取組みであることを説明し、取組内容、活動の紹介のほか、推進校一覧を紹介している。

 平成23年度の主な取組のうち、全校で実施するものは「読書活動」「書くことに関する学習活動」「専門家を招聘した教員研修」となっている。

 また特色ある取組としては、「弁論大会・スピーチ」(足立区立竹の塚小学校、都立豊島高等学校、都立西高等学校)、「クリティカル・リーディング」(立川市立立川第二中学校、都立八王子東特別支援学校)」、「演劇表現」(練馬区立大泉西小学校、都立荻窪高等学校)、「俳句」(清瀬市立清瀬第三小学校、奥多摩町立古里小学校)、「古典落語」(都立荻窪高等学校)、「ディベート」(都立西高等学校)、「ICTの活用」(墨田区立緑小学校、武蔵村山市立第二小学校)、「言語力検定」(調布市立富士見台小学校、多摩市立落合中学校、都立豊島高等学校、都立葛飾商業高等学校)が予定されているという。
《前田 有香》

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