12月9日、都内の私立高等学校233校の「平成23年度の初年度(入学年度)納付金」を取りまとめ、発表した。初年度納付金とは、授業料、入学金、施設費およびその他毎年度納付する費用をさす。 初年度納付金の合計が本年度最高額は「桐朋女子(音楽)」の1,962,200円、最低額が「東洋女子」の536,000円であり、全体の平均額は877,675円となった。前年度の平均と比較すると0.4%の3,090円増加した。検定料はほぼ同じ。 対象校のうち、値上げをした学校は24校で10.3%、値下げをしたのは5校で2.1%、据え置きしたのは204校で87.6%となった。 初年度納付金の値上げ額がもっとも高かったのは「聖パウロ学園(普通)」の110,000円(14.5%)。据え置きした学校のうち、もっとも長期間値上げのない学校は「頌栄女子学院」の20年連続となっている。 任意の寄付金は83校、学校債については9校が募集している。両方を募集する学校は6校となっている。寄付金の平均額は142,470円、学校債の平均額は122,222円。寄付金と学校債の合計が20万以上の学校は、聖心女子学院高等科(寄付金50万円)、慶應義塾女子(寄付金5万円、学校債30万円)学習院高等科、普連土学園、学習院女子高等科、田園調布雙葉など(寄付金30万円)となっている。 各学校別に初年度納付金等の内容をまとめた資料も公開されている。全日制男子校、全日制女子校、全日制男女校、定時制・通信制別に、それぞれPDFファイルを閲覧できる。