6月の熱中症による救急搬送数は6,980人…昨年比3倍

 総務省消防庁は、6月の熱中症による全国の救急搬送の状況(確定値)を発表した。

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熱中症搬送人員年齢区分(構成比)
  • 熱中症搬送人員年齢区分(構成比)
  • 熱中症搬送人員初診時傷病程度(構成比)
  • 都道府県別人口 10 万人当たりの熱中症搬送人員
  • 熱中症対策リーフレット
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 総務省消防庁は、6月の熱中症による全国の救急搬送の状況(確定値)を発表した。

 6月の熱中症による救急搬送人員は全国で6,980人となり、前年6月の3倍の人数となった。その内訳は、65歳以上の高齢者が51.1%と半数を占め、次いで成人(18歳以上65歳未満)の38.8%、少年(7歳以上18歳未満)の9.0%、乳幼児(生後28日以上7歳未満)の1.1%の順となっている。

 医療機関での初診時による傷病程度は、軽症が58.2%、中等症が35.8%、重症が3.3%、死亡が0.2%だった。

 人口10万人あたりの都道府県別にみると、和歌山県がもっとも多く、次いで三重県、愛知県の順に多くなっている。

 なお6月下旬の平均は、東・西日本では統計を開始した1961年以降、もっとも高い値を更新したという。消防庁では、暑さを避け、こまめに水分を補給するなど、熱中症へ予防と対策を呼びかけている。
《田崎 恭子》

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