神奈川工科大、災害発生に備えた安否確認システム導入

 神奈川工科大学では、災害発生時に備えた安否確認システムと災害対策システムの運用を10月より開始する。

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 神奈川工科大学では、災害発生時に備えた安否確認システムと災害対策システムの運用を10月より開始する。

 同大学では、講義案内や学校生活にかかわるさまざまな情報、就職関連情報などを在学生に向けて配信する学園生活支援システム「KAIT Walker(カイト ウォーカー)」を導入している。同システムでは携帯電話で利用する「モバイル学生証」が発行され、授業の出席管理や地域と連携したクーポンなどに活用されている。

 今回このシステムを、「もしも関東で東日本大地震規模の災害が発生したら」という想定のもとに、災害対策の強化を図った。日本で一番被災確率が低いとされる岡山県にあるデータセンターにバックアップ体制を確保し、災害により同システムが稼働不能になった場合に備えるという。

 実際に災害が起きた場合には、全学生と関係者に災害状況を伝達配信し、同時に安否の状況やケガの有無、所在などを確認・集計する新たにシステムを導入。災害の発生後に、安否の登録を促すメールが学生と教職員に届き、登録された情報を元に、安否情報サイトから確認が可能となるほか、あらかじめメールアドレスを登録しておくことで、自動的に保護者へメールで安否の情報を伝えることもできるという。
《田崎 恭子》

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