日本人留学生の気質「自己中心的ではないが自己主張も少ない」

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回答国/回答数
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  • (三項選択) 現在の日本人留学生は、以前(10年前)の日本人留学生と比べて
  • (三項選択) 現在の日本人留学生は、他のアジア人留学生と比べて
 地球の歩き方T&Eは12月14日、日本人留学生の気質の変化と他国留学生との相違を調査することを目的とした調査結果を発表した。

 同調査は、海外語学学校の渉外担当者はじめ学校従事者538人を調査対象とし、インターネットを介した質問紙調査を実施した。調査期間は10月17日~10月31日、回収結果は112人。

 現在の日本人留学生は、以前(10年前)の日本人留学生と比べてどうかという質問では、「いろんな国の生徒との適応力は以前に比べると良くなっているかと思う」「ホストファミリーには以前からとても評判が良い」という意見が挙げられている。

 「目的・目標」に関する意見では、「目的、目標があいまいなまま留学する生徒が多くなり、スタート時点ですでに他の国籍の生徒と大きく差がある生徒が多くみられる傾向にある」「もっと現実的に英語の上達やゴールにフォーカスしてほしい」「将来のことを考えて、ちゃんと計画を立てて、留学を準備したほうが、やりがいのある、充実した成功的なものになると思う」ということが挙がっている。

 「自己主張」に関しては、「日本人学生は一般的に礼儀正しく、丁寧でもっとも良い。しかしながら自分の考えや意見を言わなかったり、本当の考えを隠しがちなのは国際的な環境の中では不利である」「とても静かでシャイである。(特にヨーロピアンの学生、先生、スタッフに対して)レッスンでもっと自分の意見を持つべきだし、日本の教育システム(先生の話を聞くだけ、ノートをとるだけ)とニュージーランドのシステムとは違うことを理解すべきだ」「難しいとは思うが、もっと自信をもって積極的に質問に答えてほしい。それが他の学生にも有意義になる」など、自己中心的ではないが、自己主張も少ないといった声が多く寄せられている。

 「コミュニケーション力」に関しては、「数年前と比べて日本人学生の英語力はアップしているが、コミュニケーション力は他国の学生と比べて低い」「日本人と西洋人にはいつも文化のバリアがある。自分だけで多く考えるより、人とのコミュニケーションを通してどう違うのかを確認すべき」「日本人学生は英語力も良くなり、言語を学ぶことに積極的だが、コミュニケーション力はまだ弱いので改善が必要。授業で積極性が足りない」など、語学力とコミュニケーション能力は以前と比べ向上するものの、他のアジア人留学生にまだおよばぬと回答した学校関係者が多い結果となった。

 また、「文化・環境」に関する意見としては、「日本とまったく同じ生活スタイルを保ちたい生徒が多い」「授業の中でももっとアクティブに、他の人を引っ張って、多国籍に混ざって(私たちの学校は日本人比率が少ないけど、それでも日本人同士でつるんでいる)、自分たちの文化を声にしてほしい」「文化の点だけど、日本文化を知らない人にとって日本人の感情を理解するのはとても難しい。悲しいのか怒っているのか、どこかおかしいのか、理解していないだけなのか、私たちは推測するしかない」などの意見がみられた。
《前田 有香》

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