大学通信は12月16日、「大学探しランキングブック2012」の発行について発表した。 教育情報通信社の大学通信ではこれまで、高校別大学合格者数ランキングのほか、高校教員アンケートによる大学ランキング、就職率ランキング、高校生アンケートによる大学イメージランキングなど、多様なランキングを提供してきた。こうした情報は、受験生の大学選びや高校での進路指導の指標として使われるほか、大学のイメージづくりの材料としても使われてきた。 一方で、マスコミ各社で報道されるのは全国規模でのランキングが多く、地方の大学や小規模の大学、単科大学などはなかなかランキングの上位に顔を出すことはなかったため、大学通信では、今まで蓄積されてきたデータを見直し、さまざまな視点からランキングを再構成し、多種多様な大学にスポットを当てることを目的として、「大学探しランキングブック」を発刊したという。 教育力の高い工科系大学ランキングでは、1位「東京理科大学」、2位「東京工業大学」、3位「金沢工業大学」、4位「九州工業大学」、5位「東京農工大学」がランクインしている。 有名企業への就職に強い女子大ランキングでは、1位が「学習院女子大学」、2位が「津田塾大学」、3位が「東京女子大学」となっている。 また、小規模だが評価できる近畿地区のランキングでは、1位「京都工芸繊維大学」、2位「大阪女学院大学」、3位「京都橘大学」が挙げられている。 このほか、面倒見が良い中四国地区の大学ランキングや流通業への就職に強い大学ランキングなど、370種類のランキングが掲載されている。 なお、大学探しランキングブック」の内容は、2012年2月以降に、大学通信のWEBサイトに公開する予定だという。
