センター試験のミス、文部科学大臣と東北大学が謝罪

 平野文部科学大臣は1月17日の定例記者会見の場で、先日行われたセンター試験において、問題用紙の配布ミスや使用機器の不足など、運営上の不手際が発生した件について謝罪を行った。

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気仙沼高等学校試験場のリスニング試験について
  • 気仙沼高等学校試験場のリスニング試験について
  • 気仙沼高等学校試験場のリスニング試験について(経緯説明)
 平野文部科学大臣は1月17日の定例記者会見の場で、先日行われたセンター試験において、問題用紙の配布ミスや使用機器の不足など、運営上の不手際が発生した件について謝罪を行った。

 会見では、第1日目の地理・歴史・公民の試験開始時間の遅れや試験問題の配付ミス、気仙沼試験会場での機器の搬送漏れなどについて触れ、「受験生、国民のみなさんにおわび申し上げる」と謝罪するとともに、16日に大学受験センターの吉本高志理事長に対し、「原因究明と再発の防止を強く要請した。受験生の立場に立った救済を求めた」と述べている。

 また東北大学では、14日に行われた気仙沼高等学校試験場の英語のリスニング試験におけるICプレーヤーの不足で、試験開始が2時間遅れたことについて、経緯の説明文と謝罪をホームページに掲載している。

 それによると、ICプレーヤーは1月10日に気仙沼試験場分も含め大学入試センターから東北大学に搬入、試験問題や機器を各会場に仕分けする際に誤送されていたという。各試験場への仕分け時や問題冊子等の搬送時の最終チェック漏れ、気仙沼試験場でのリスニング機器の個数確認漏れによりミスが発生したとしている。

 同大学では、「本学の不手際により、試験時間を繰り下げて行ったことについて、受験者の皆様にご迷惑をお掛けするとともに、保護者の皆様にご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。今回の事態を招いた要因を充分に検証し、再発防止に努めます」と謝罪している。
《前田 有香》

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