H23年10月の待機児童46,620人…昨年同期より減少

 厚生労働省は3月30日、保育所入所待機児童数(平成23年10月現在)の状況を取りまとめて公開した。資料によると、保育所入所待機児童数は46,620人で昨年同時期と比較すると1,736人の減少となっている。また、平成23年4月の待機児童数と比較すると、21,064人増加している。

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都道府県・指定都市・中核市別 保育所待機児童数 集約表(H23年10月現在)
  • 都道府県・指定都市・中核市別 保育所待機児童数 集約表(H23年10月現在)
  • 保育所待機児童の状況
  • 年齢区分別の待機児童数
 厚生労働省は3月30日、保育所入所待機児童数(平成23年10月現在)の状況を取りまとめて公開した。

 10月1日の待機児童数は、自治体ごとに保育所入所手続き等が異なるため、参考値として集計しているという。全国的な待機児童数の動向は、毎年4月1現在で把握している。

 資料によると、保育所入所待機児童数は46,620人で昨年同時期と比較すると1,736人の減少となっている。また、平成23年4月の待機児童数(25,556人)と比較すると、21,064人増加(1.8倍)している。

 都道府県別にみると、待機児童数がもっとも多いのは東京都で10,489人、次いで沖縄県が3,043人、大阪府が1,977人、埼玉県が1,838人などとなっている。

 年齢区分別の待機児童数をみると、「3歳児未満」が41,137人(うち0歳児17,613人、うち1・2歳児23,524人)、「3歳児以上」が5,483人となっている。

 また、同日公開された「平成22年度 認可外保育施設の現状取りまとめ」(平成23年3月31日現在)によると、認可外保育施設の総数は7,578カ所で前年度比179カ所の増加となっている。内訳は「ベビーホテル」が1,709カ所、その他の認可外保育所が5,870カ所。入所児童の総数は、186,107人で前年度比6,341人の増となっている。
《前田 有香》

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