ビジネス・ブレークスルーは5月10日、実践ビジネス英語講座が実施した「TOEICテストスコアとスピーキング力に関する調査」の結果を公開した。 同調査は、TOEICテストスコアとスピーキング力の関係性を調べ、日本人の英語力の実態を知ることを目的に実施。全国のビジネス・ブレークスルー大学の講義を受講しているビジネスパーソン、「実践ビジネス英語講座」の受講を検討しているメルマガ登録者を対象にインターネットで行った。調査期間は2月15日〜4月15日、有効回答数は539名。 英語で外国人と会話をすることについて、どう感じているかを尋ねた質問では、「非常に苦手」(8%)、「どちらかというと苦手」(47%)、「どちらかというと得意」(39%)、「非常に得意」(6%)となった。また、一般的に海外赴任レベルといわれるTOEICテストスコア730点以上取得者のうち、56%は「英語を話すことを苦手」と感じていることがわかった。 次に、ネイティブのスピーキング力を100とすると自分のスピーキング力はどのくらいだと思うかを尋ねた質問では、「21〜30」がもっとも多く170名中49名。ネイティブの半分以下だと感じている人は144名(84%)となった。 「英語を話すことを苦手」と感じている理由として、第1位は「日本語を英語に変換するのに時間がかかり、外国人の会話のスピードについていけない」、2位は「TPOに合った適切な表現、ニュアンスができているのか心配」、3位は「ボキャブラリー不足」と続いている。 また、「英語を話すことを得意」と回答した人の多くも、「ビジネス会話は問題ないがランチなどプライベートでの会話困難を感じる」「文化背景理解不足を感じる」「英語体力がなく、話していると疲労する」などのコメントが挙がっており、プライベート時間の会話を苦手と感じていることが伺えるとしている。