慶應義塾大学は5月11日、元塾長で著名な経済学者・文筆家でもあった小泉信三博士の名を冠した「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」の募集を、同氏の命日にあたる同日より開始した。 慶應義塾では、小泉博士の人格と業績を後世に伝え、青少年の文章表現能力の向上に寄与することを目的として、昭和51年より同コンテストを実施しており、今回が第37回目となる。 今回の課題は、「気品の泉源というメッセージの背景」「もしも福澤諭吉が現代日本の若者だったら」「独立と孤立」「働かざる者食うべからずという戒めについて」「嘘」の5つの中からの選択。単なる私見ではなく何らかの裏付けや主張があり、論旨がはっきりしている「小論文」を、全国の高校生を対象に募集する。 原稿は400字詰め原稿用紙15枚以上20枚以内にまとめ、応募用紙と表紙をホームページからダウンロードして添えて郵送または宅配便で送付する。締切は9月6日。 小泉信三賞(1名)には賞状、副賞15万円、記念品、次席(1名)に賞状、副賞8万円、記念品、佳作(3名)に賞状、副賞3万円、記念品が贈呈されるほか、最終選考に進んだ人と応募者全員にそれぞれ記念品が贈呈される。◆小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト課題:※1つ選択 1.「気品の泉源」というメッセージの背景 2.もしも福澤諭吉が現代日本の若者だったら 3.独立と孤立 4.「働かざる者食うべからず」という戒めについて 5.嘘応募資格:全国の高等学校に在学中の生徒(締切日時点)執筆要領:・A4縦書き・400字詰原稿用紙15枚以上20枚以下(ワープロ原稿の場合、1行20字×20行に設定)・参考資料を添付する場合は3枚程度・自作で未発表のもの提出先:〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾 広報室 「小論文コンテスト」係締切日:9月6日(木)審査発表:慶應義塾機関誌「三田評論」12月号(12月1日発行)誌上および同サイトで発表、同時に応募者全員に書面で通知授賞式:2013年1月10日(木)