国際物理オリンピック、金2名&銀3名受賞

 エストニアで開催された「第43回国際物理オリンピック」に5名の高校生が参加し、金メダル2名、銀メダル3名受賞した。43回目にあたる今回は、2012年7月15日~24日に開催され、81か国から378名が参加した。

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 エストニアで開催された「第43回国際物理オリンピック」に5名の高校生が参加し、金メダル2名、銀メダル3名受賞した。43回目にあたる今回は、2012年7月15日~24日に開催され、81か国から378名が参加した。

 国際物理オリンピックは、1967年にポーランドのワルシャワで第1回大会が開催された物理の国際的なコンテストで、開催国を持ち回りとして毎年開催されている。参加資格は、20歳未満でかつ大学などの高等教育を受けていないこととされている。

 10日間という長い会期のあいだ、選手は理論問題・実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦するほか、開催国の文化に根ざした様々なイベントに参加することなどを通じて多くの国の参加者や主催者と国際的な交流を深めることができるように構成されている。

 受賞者は、金メダルが榎優一さん(灘高校2年)と笠浦一海さん(開成高校3年)の2名、銀メダルが大森亮さん(灘高校2年)と川畑幸平さん(灘高校3年)、中塚洋佑さん(滋賀県立膳所高校3年)の3名。

 今回金メダルを受賞した、榎さんは、2011年大会にて金メダルを獲得している。また、金メダルを受賞した笠浦さんと銀メダルを受賞した川畑さんは、2011年で銀メダルを獲得している。

 国際物理オリンピックのWebページに掲載されている各国の役員のコメントによると、「今年の理論問題は難しすぎる」との印象を持ったという。

 今回受賞者が決定した国際物理オリンピックは、国際科学オリンピックの一環。生物、化学など、科目別に異なる国で競われる。7月8日から15日までシンガポールで開催された国際生物学オリンピックでは、銀メダル4つを獲得し、アルゼンチンで開催された国際数学オリンピックでは、銀銅5つのメダルを獲得した。残りの科目の行方が気になるところだ。

《工藤めぐみ》

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