NTTアドは29日、テレビとソーシャルメディアの併用実態に関する調査結果を発表した。調査期間は7月27日~29日で、首都圏在住15~59歳男女500名から回答を得た。 まず、テレビとソーシャルメディア(mixi、Twitter、Facebook、ブログなど)のそれぞれの利用状況を聞いたところ、テレビ番組を観ており、かつソーシャルメディアも利用している人(「TV&SNS両方利用者」)は全体の61.2%。年代別で比較すると20代で75.0%、10代で72.0%となり、全体よりも多い傾向にあった。 次に、テレビとソーシャルメディアの両方を利用している人を対象に、「テレビを観ながら同時にソーシャルメディアに書込みをするかどうか」を聞いたところ、「よくやっている」25.5%、「時々やっている」28.4%、「あまりやらない」16.7%となった。この3カテゴリを選択した人を、テレビとソーシャルメディアの「同時利用者」ととらえると、全体で70.6%が同時利用者となる。年代別では、20代で「よくやっている」が44.0%、同時利用者も84.0%となり、全体よりも多い傾向にあった。なお、この「同時利用者」を全対象者ベースで出現率を算出すると、全体では43.2%だが、20代63.0%、10代55.0%となり、全対象者ベースでも10~20代が多い。 どのようなジャンルのテレビ番組をネタにするかを聞いたところ「ニュース、報道番組」37.5%、「スポーツ」32.4%が上位に挙がった。年代別では、20代「ニュース、報道番組」、10代「アニメ・マンガ」が4割以上となり、全体よりも多かった。 1日あたりのテレビとソーシャルメディアの利用時間を聞くと、テレビ利用時間では、テレビとソーシャルメディアの同時利用者が「2.6時間」となり、全体「2.3時間」を上回った。ソーシャルメディア利用時間についても、同時利用者が「1.0時間」となり、全体「0.6時間」を上回った。