朝の食卓を家族で囲むのは「週2日以下」約6割

 朝に家族で食卓を囲む頻度が「週2日以下」の家庭が約6割にのぼることが、9月25日にパルシステム生活協同組合連合会が発表した「家族の食卓に関する調査」の集計結果より明らかになった。

生活・健康
家族で食卓を囲む頻度
  • 家族で食卓を囲む頻度
  • 夜に家族で食卓を囲めない理由(複数回答形式)子どもの有無別
  • 夜に家族で食卓を囲めない理由(複数回答形式)子どもの学齢別
  • 食卓における子どもの教育やしつけの状況(単一回答形式)
  • 食卓における子どもの教育やしつけの状況(単一回答形式)子どもの学齢別
 朝に家族で食卓を囲む頻度が「週2日以下」の家庭が約6割にのぼることが、9月25日にパルシステム生活協同組合連合会が発表した「家族の食卓に関する調査」の集計結果より明らかになった。

 同調査はネットエイジア協力のもと、2012年8月27日~9月2日に携帯電話によるインターネットリサーチを実施し、全国の20歳~59歳の主婦1,000名の有効サンプルを集計した。

 家族で食卓を囲む頻度について、朝に家族で食卓を囲む頻度は「毎日必ず」26.4%、「週1~2日程度」30.1%、「それ以下の頻度」27.4%で、約6割が朝の食卓を家族で囲むのは「週2日以下」であることがわかった。また、夜に家族で食卓を囲む頻度は、「毎日必ず」が41.2%ともっとも高く、次いで「週5~6日程度」18.5%、「週3~4日程度」17.6%という結果となった。

 夜に家族で食卓を囲めない理由について、もっとも多かったのが「夫の仕事の都合」78.6%、次いで「夫の夜の付き合い」21.1%で、夫の不在に関連する理由が多く挙がった。また、「子どもの習い事(学習・進学塾、おけいこ事)」は、小学校高学年以上の子どもがいる家庭で高く、小学校高学年で43.5%と半数近く、中学生で62.5%、高校生34.5%となった。

 食卓における子どもの教育やしつけの状況について、あてはまると回答した割合がもっとも多かったのは、「食事の前後にいただきます・ごちそうさまの挨拶をする」92.5%、次いで「食事中は、食事に集中して遊ばない」83.9%、「食事中は、携帯電話を使用しない」78.1%、「食事中は、音を立てて食べない」78.1%だった。

 また、子どもの学齢別にみると、「食事の前後に、準備・後片付けのお手伝いをする」に「あてはまる」と回答した割合は、小学生の子どもがいる家庭では84.1%となり、6歳以下(未就学)の子どもがいる家庭(67.2%)より16.9ポイント高い結果となった。子どもが小学生になると、食事の準備や後片付けのお手伝いに関するしつけをしている家庭が多いようだ。
《工藤めぐみ》

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