マカフィーは22日、同社公式ブログにて「Windows 8を安全に利用するために知っておくべき8つの事実」を公表した。 その投稿では、OSのバージョンアップという大きな節目につけ込み、サイバー犯罪者がさまざまな方策を練っているとしており、「Windows 8を安全に利用するために知っておくべき8つの事実」として、以下の8点が挙げられている。1. 詐欺師はWindows 8のお祭りムードに乗じようとしている2. セキュアブートの限界3. マイクロソフトが承認していないアプリケーションの実行は危険です4. 危険なダウンロードの警告は、必ずしも十分な対策にならない5. ピクチャーパスワードは楽しいけれど、それって安全なの?6. Windowsアプリストアのセキュリティ審査7. Internet Explorer 10のセキュリティ8. マルウェア作成者のターゲットWindows 8 たとえば、Windows 8の新機能である「セキュアブート」(事前に承認されたアプリケーションだけを読み込む機能)については、デバイスをロックダウンして、Windows以外のシステム、オープンソースソフトウェア(フリーソフトなど)、マイクロソフトや認定サードパーティ以外によって作成されたアプリケーションを実行できないようにするものだとして、限界があることを指摘している。また、Adobe Acrobat ReaderやJavaなど、複数デバイスで動くアプリがターゲットになるケースが増えていること、ソーシャルメディアを使用して悪意ある素材を広めようとしているハッカーが急激に増えていることなど、サイバー犯罪者の流行にも触れている。 そのうえで、従来のOSや他システムと同じく、怪しげなリンクをクリックしないこと、警告メッセージなどは注意深く読み解くこと、脆弱性パッチやアップデートを的確に適用すること、信頼できるセキュリティソリューションを使用して保護することなどを推奨している。