IDC Japanは、2012年第3四半期(7~9月)の国内携帯電話/スマートフォン市場規模を調査・発表した。スマートフォンの出荷台数は797万台で市場の7割を突破した。 スマートフォンを含む2012年第3四半期の国内携帯電話出荷台数は、前年同期比6%増の1,104万台となり、同第1四半期(1~3月)以来の1,000万台超を記録。このうちスマートフォンの占める割合が前四半期(4~6月)の60%から72.1%に高まり、スマートフォンの好調さが市場を牽引していることがより鮮明となった。 スマートフォンを含む国内携帯電話出荷台数をベンダー別シェアでみてみると、第2四半期で1位のアップル(18%)を逆転し、第1四半期以来で富士通(22.6%)が首位に。これは販売が堅調な「ARROWS」シリーズに加えて高齢者向け「らくらくホン」が好調であったことが要因として挙げられる。3位はシャープ(16.2%)、4位はソニー(8.5%)、5位はサムスン(7.5%)が続いている。 スマートフォンに絞ってみた場合、iPhone 5の売れ行きが好調なアップル(24.9%)がトップとなり、富士通(23.5%)は僅差の2位。3位以下は前出の結果と順位が同様でシャープ(13.9%)、ソニー(11.8%)、サムスン(9.5%)がトップ5となっている。