【大学受験2013】東大家庭教師 吉永賢一氏に聞く「二次試験直前の過ごし方2」…センター失敗

 受験生は二次試験に向けてラストスパートの時期に入った。東大をはじめとした難関大学や医学部受験生を1,000人以上指導し、東大家庭教師シリーズなどの著書をもつ吉永賢一氏に「二次試験直前の過ごし方」を聞いた。

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吉永賢一氏
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 大学入試センター試験を終え、受験生は二次試験に向けてラストスパートの時期に入った。東大をはじめとした難関大学や医学部受験生を1,000人以上指導し、東大家庭教師シリーズなどの著書をもつ吉永賢一氏に「二次試験直前の過ごし方」を聞いた。全3回で紹介する。

--センター試験で思うような結果が得られなかった受験生は、二次試験に向けどのように過ごせばよいでしょうか。

 センターで思うように点の取れなかった人は、人によっては、まずメンタルの調整が必要になってきます。

 ここで落ち込み過ぎたり、後悔し続けて時間を使ってしまえば、二次にも失敗する可能性が高まってしまいます。落ち込むのは、二次が終わってからにしようと決めて、とりあえず今は、試験対策に集中してください。

 センターのことを思い出すと落ち込んでしまう人は、二次が終わるまでは、なるべく思い出さないように、意志の力を使ってがんばってください。失敗の原因などを振り返るのは、二次が終わってからで良いのです。

 落ち込む気持ちを自分でコントロールできない人は、気持ちを転換するのを手伝ってくれる人に会って、切り替えましょう。お気に入りの音楽を聴いたり、散歩に行ったりすることも役立つかもしれません。

 私は、「反省」というのは、自分を落ち込ませ、未来を暗くするものではなく、気持ちを明るくするための行為だと考えています。過去に失敗したとしても、それについて良く振り返ることで、「ああ、なるほど、自分にとってはそれで良かったんだ」と思い始めることができます。そうすることで、過去を明るくすることができ、それが今を明るくして、未来を明るくすることにつながります。

 ですけれども、それも一種のスキルなので、普段から実践している人でないと難しいかも知れません。その場合は、今はひとまず反省することを避けて、二次対策に集中した方がよいのです。そして、この「気持ちを明るくする反省」は、二次試験が終わってから、練習するようにしてください。

 少し余談になりますが、成功している人と、そうでない人との違いは、メンタル、考え方の違いがとても大きいと思います。たとえば、想定していない結果になっても感謝の気持ちを持てるかどうかです。たとえ、もともとの志望大学とは異なる大学に入ることとなっても、今の自分にとってはここが最高の大学で、だから自分を受入れてくれたんだと感謝の気持ちを持つことが大切だと思います。そう思わなければ、大学に通っている間も暗い気分が続きますし、クラスメートや先輩との関係も、うまくいかなくなってしまうと思います。

 気持ちの切り替えができたら、現実的な対応が必要になってきます。

 センターの点数により、志望校を変えた人は、できるだけ早く過去問を手に入れ、取り組んでいきましょう。また、センターを失敗した以上、改善点が目の前に次々と出てくるでしょうが、直前期にやるべきことは、二次試験の点数を上げることのみです。二次の点数を上げるため、過去問に触れて、総合点数がアップするところを伸ばしていきます。

 悔しくなったら、覚えましょう。泣きながらでも、暗記していきましょう。

--ありがとうございました。

 第3回では、二次試験で実力を出し切るためのアドバイスを紹介する。
《編集部》

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