インフルエンザ、前週の3倍超に…全都道府県で急増

 厚生労働省は1月18日、1月7日から1月13日までのインフルエンザの発生状況を発表した。患者報告数は59,194、定点当たり報告数は12.07となり、前週の報告数よりも3倍以上増加した。また、学級閉鎖等が65校で発生した。

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インフルエンザ流行レベルマップ(出典:国立感染症研究所感染症情報センター)
  • インフルエンザ流行レベルマップ(出典:国立感染症研究所感染症情報センター)
  • インフルエンザ様疾患発生報告における施設数の推移
 厚生労働省は1月18日、1月7日から1月13日までのインフルエンザの発生状況を発表した。患者報告数は59,194、定点当たり報告数は12.07となり、前週の報告数よりも3倍以上増加した。また、学級閉鎖等が65校で発生した。

 インフルエンザの定点あたりの報告数は、2012年第43週(10月22日~10月28日)以降増加が続いている。2013年第2週(1月7日~1月13日)の患者報告数は59,194、定点当たり報告数は12.07となった。前週の報告数である患者報告数18,652、定点当たり報告数3.91と比較すると3倍以上増加した。

 定点当たり報告数を都道府県別にみると、群馬県(27.71)、茨城県(25.88)、千葉県(22.52)、栃木県(21.80)、福島県(20.74)、埼玉県(20.44)、佐賀県(19.97)、福岡県(16.71)の順に多く、全都道府県で前週の報告数よりも大幅に増加した。

 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは9都道府県21か所、注意報レベルのみを超えている保健所地域は38都道府県232か所となった。

 インフルエンザ様疾患発生報告によると、全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校において、休校が2、学年閉鎖が29、学級閉鎖が65施設で発生した。

 2012年第36週(9月3日~9月9日)以降これまでの国内におけるインフルエンザウイルス検出状況をみると、AH3亜型(A香港型)の割合がもっとも多く検出されている。
《工藤めぐみ》

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