高3生1,000人あたりの東大合格者数、最多は「東京都」…とどラン調べ

 都道府県別にみた東大合格者数の第1位は「東京都」であることが、都道府県別統計とランキングで見る県民性(とどラン)の調査より明らかになった。調査対象期間が2006年から2009年までの4年間で、少し古いが興味深いデータとなっているので紹介する。

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 都道府県別にみた東大合格者数の第1位は「東京都」であることが、都道府県別統計とランキングで見る県民性(とどラン)の調査より明らかになった。調査対象期間が2006年から2009年までの4年間で、少し古いが興味深いデータとなっているので紹介する。

 同調査は、2006年から2009年まで4年間の東大合格者数を平均し、高校3年生の生徒数で割った値をランキングにしたもの。4年間の東大合格者数は、1年あたり平均3,037人で、高校3年生の1,000人に2.82人が東大に合格していることになる。

 高校3年生1,000人あたりの東大合格者数がもっとも多いのは「東京都」の9.74人で、全国平均の3.45倍である。次いで、2位「奈良県」5.88人、以下、富山県、鹿児島県、兵庫県が続いている。

 このうち、東京都、奈良県、鹿児島県、兵庫県などは特定の有名進学校があり、これらの学校が数値を押し上げている、ととどランでは分析している。

 なお、3位の富山県は、東大合格者のほとんどを公立校出身者が占めている。全国学力テストの正答率ランキングで上位にランクインした北陸3県の富山県、石川県、福井県は東大合格者数が多い。一方、全国学力テストで上位を占めていた東北からの東大合格者は少なかった。

 東大合格者数ランキングは、「基準地価:商業地」など都市型ランキングとの相関が高いという。進学校が多い都市部が東大合格者数ランキングの上位を占めているため、ととどランでは分析している。
《工藤めぐみ》

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