マイナビは3月28日、「2014卒マイナビ大学生就職企業人気ランキング」において、2014年卒業予定者の調査結果、文系ランキング(総合・男子・女子)と理系ランキング(総合・男子・女子)各上位100社を発表した(有効回答数:17,725名)。文系は安定志向回帰から、金融業界が全体的にランクアップ。理系は自身の専攻を活かせる企業、理系大学院生は技術力が高い企業を選ぶ傾向となった。 前年に比べ、内定率が上昇したことにより、「2014年卒マイナビ大学生就職意識調査(以下、就職意識調査)」では、前年に最低水準まで下がった「大手企業志向」が増加に転じている。企業人気ランキングの選社理由においては、「安定している」「業界上位である」が文系・理系共にやや上昇した。一方、「やりたい仕事ができそう」はやや減少したが、選社理由のトップを譲ることはなかった。そのほか、文系では「社風が良い」、理系では「給与・待遇が良い」の増加が目立った。 このような状況の中、文系のランキングでは「JTBグループ」が6年連続のトップ、理系のランキングでは「JR東日本(東日本旅客鉄道)」が1978年の調査開始以来初のトップとなった(これまでの最高位は前年の7位)。「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は文系男子でもトップとなり、理系男子と合わせて男子のトップを独占した。文系女子のトップは「JTBグループ」で、理系女子のトップは僅かな票差で「カゴメ」となった。また、今年度初めて集計した理系大学院生のランキングでは「旭化成グループ」がトップとなった。◆2014卒マイナビ大学生就職企業人気ランキングBest10文系総合ランキング1位 JTBグループ2位 ANA(全日本空輸)3位 エイチ・アイ・エス4位 電通5位 三菱東京UFJ銀行6位 オリエンタルランド7位 JR東日本(東日本旅客鉄道)8位 JAL(日本航空)9位 Plan・Do・See10位 東京海上日動火災保険理系総合ランキング1位 JR東日本(東日本旅客鉄道)2位 カゴメ3位 旭化成グループ4位 資生堂5位 明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)6位 味の素7位 トヨタ自動車8位 三菱重工業9位 東芝10位 NTTデータ