子どものSNS利用、88.1%の親が否定的

 トレンドマイクロは16日、保護者を対象とした「子どものSNS利用」に関する調査結果を発表した。調査期間は2013年3月28日~29日で、インターネットを利用する小・中学生(小学4年生~中学3年生)の保護者(親)412名から回答を得た。

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お子様にSNSを利用させたいと思いますか?単一回答[n=412]
  • お子様にSNSを利用させたいと思いますか?単一回答[n=412]
  • 子どもが情報公開する範囲はどこまでが適切だと思いますか?単一回答[n=412]
  • お子様が利用するSNSで情報の公開範囲などのプライバシー設定/確認をしていますか?単一回答[n=74]
  • お子様が利用しているパソコン(Windows、Mac)では、セキュリティ対策をしていますか?単一回答[n=412]
  • お子様のインターネット利用に関して不安や心配なことはありますか?複数回答[n=412]
 トレンドマイクロは16日、保護者を対象とした「子どものSNS利用」に関する調査結果を発表した。調査期間は2013年3月28日~29日で、インターネットを利用する小・中学生(小学4年生~中学3年生)の保護者(親)412名から回答を得た。

 それによると、「子どものSNS(Facebook、mixi、LINEなど)利用」に関して、88.1%の親が否定的だった。「利用させたくない」が38.3%、「どちらかというと利用させたくない」が49.8%と、いずれも高い数値を示している(否定的=両方の合計)。

 また、SNSにおける適切な情報公開範囲に関しては、「実際の友人まで」が84.5%で、圧倒的多数を占めた。「インターネット上の友人まで」で7.3%、「すべてのユーザー」は2.9%に留まっている。一方、実際にSNSを利用している子どもをもつ親で、「情報の公開範囲を設定/確認している」とした親は54.1%だった。

 さらに、質問対象をSNSからインターネット全体に広げると、83.5%の親が「子どものインターネット利用」に関してなんらかの不安や心配を表明。具体的には「意図しない課金サービス(サイト・アプリ・ゲームなど)の利用」(58.3%)、「有害サイト(アダルト、出会い系、違法行為の勧誘サイトなど)や不適切(性的行為などをイメージさせる画像など)な画像の閲覧」(57.3%)、「個人情報の漏洩(掲示板やSNSに氏名、学校名、住所、電話番号などを書き込むなど)」(50.2%)が過半数を占めた。

 しかし、不安を解消するための対策については、ペアレンタルコントロールを「すべての端末で対策している」(11.7%)で1割程度、URLフィルタリングを「すべての端末で対策している」(18.0%)でも2割未満だった。ウイルス対策も59.2%にとどまっている。

「SNSを子どもに利用させたくない」親は約9割……あくまで“実際の友人関係の延長”

《冨岡晶@RBB TODAY》

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