【EDIX2013】凸版印刷、佐賀県に提供したICT教育支援システムを全国展開

 凸版印刷は、校務管理・学習者管理・教材管理が一体になったICT教育支援システムを佐賀県教育情報システム「SEI-Net(セイネット)」に提供し、4月1日より運用を開始した。6月より同システムを他自治体へ本格的に提供開始する。

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佐賀県に提供した「ICT教育支援システム(左)」と、「学習管理システム(右)」の児童・生徒用メイン画面
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  • 凸版印刷のホームページ
 凸版印刷は、校務管理・学習者管理・教材管理が一体になったICT教育支援システムを佐賀県教育情報システム「SEI-Net(セイネット)」に提供し、4月1日より運用を開始した。6月より同システムを他自治体へ本格的に提供開始する。

 同社は、佐賀県内すべての児童・生徒、保護者、教職員、計20万8,000人の利用に対応できる、佐賀県教育情報システム「SEI-Net」向けにICT教育支援システムを構築。2013年4月1日より佐賀県立の高校36校、中学校4校、特別支援学校8校にて校務管理システムの一部機能から運用をスタートした。

 同システムは、小学校や中学校、高校に通う児童・生徒について、教職員が出欠管理や成績管理、保健管理などの情報をシステムに入力して専用のセキュリティサーバに蓄積。情報の授受は専用回線を通じて行うことで県教育委員会と市町教育委員会が連携し、児童・生徒一人ひとりの情報を、小学校から高校にいたるまで一括して参照できる。そのため、児童・生徒の情報が正確に把握でき、一人ひとりの個性や能力に応じた、より的確な指導が可能になるという。

 今後は、同システムをベースとしたICT教育支援システムを全国展開し、2015年に15億円の売上を目指すとしている。なお、5月15日~17日に東京ビックサイトで開催される「教育ITソリューションEXPO」の凸版印刷ブースで同システムを紹介する。
《工藤めぐみ》

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