NTTレゾナントは23日、同社が運営する環境専門ポータルサイト「環境goo」において、世界文化遺産に登録されたばかりの「富士山」に関する特集を開設した。大幅に増加が予想される観光客に対し、富士山の正しい保護・保全の知識の啓蒙や、観光マナーの紹介を行う。 特集を通して、富士山の真意を理解する人を増やし、貴重な遺産を次の世代へと引き継いでいくために必要な、保護・保全の知識の提供を行うのが狙い。富士山の25の構成資産に関して紹介する他、芸術、信仰といった観点から富士山を捉えるほか、登山をはじめとした山に関連するさまざまな専門知識について、問題形式で紹介する「山の知識検定」、富士山に関連する情報を紹介する「富士山ニュース」などのコンテンツが用意されている。 8月上旬からは、富士山をはじめて登る人に向けて、豆知識や登山コース、道具などを紹介する。交通渋滞やゴミの不法投棄、落書き、野草の採取といった行為が、その土地に甚大な被害を与えてしまう現状なども取り上げる予定。 また、ゴミ拾い投稿アプリ「PIRIKA」と連携した、富士山の美化運動「377,600個のゴミ拾い運動」を、9月30日まで期間限定で行う。「PIRIKA」は、拾ったゴミを写真で撮りアップロードすると、拾ったゴミとその場所などが参加者間で共有でき、コメントを投稿できるアプリだ。目標としているゴミの投稿数「377,600個」は、富士山の標高3,776メートルを想起させるとともに、今シーズン約40万人弱が予想される登山者が、それぞれ1個ずつゴミを拾って持ち帰る意識を持つことで、環境貢献意識を高める狙いだという。 さらに「富士山ゴミ問題解決アイデア募集キャンペーン」を、8月5日までの期間限定で開催。富士山ゴミ問題を解決しうるアイデアをツイートすると、登山用腕時計やゴミ拾い用高級トングが抽選で当たるキャンペーンとなっている。