山口県教委は、平成28(2016)年度の県立高校入試から全日制普通科の通学区域を拡大し、現在の7学区から1学区へ統一する。 10月1日開催の県議会の席上報告され、明らかになった。県立高校全日制普通科入試では、平成14年度から従来の26学区を7学区へ統一、平成21年度からは学区外入学枠を定員の5%から10%へ拡大してきた経緯がある。 全日制普通科がある県内の高校は、30校6分校。これまでは学区内での受験が基本だったが、平成28年度入試からは県内全域から受験校を選べるようになり、学校選択の幅が広がることになる。 全日制普通科以外では、県立高校全日制の専門学科や総合学科ではすでに県内全域を通学区域としているほか、通信制や定時制でも通学区域は定められていないという。 県教委では今後、対象となる中学1年生をはじめ、保護者や学校関係者への周知徹底を図りたいとしている。