大卒者の31%が3年以内に離職、業種別の差も浮き彫りに…厚労省

 厚生労働省は10月29日、平成22年3月に卒業した新規学卒者の離職状況を公表した。入社3年以内に仕事を辞めた割合は、大卒者が31.0%、高卒者が39.2%で、いずれも前年度より増加していた。業種別では、宿泊業や飲食サービス業で離職率が高かった。

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 厚生労働省は10月29日、平成22年3月に卒業した新規学卒者の離職状況を公表した。入社3年以内に仕事を辞めた割合は、大卒者が31.0%、高卒者が39.2%で、いずれも前年度より増加していた。業種別では、宿泊業や飲食サービス業で離職率が高かった。

 事業所がハローワークに提出する雇用保険の加入届から就職者数を出し、離職日から離職者数と離職率を算出している。

 平成22年3月に大学を卒業して就職した36万5,500人のうち、3年以内に退職したのは11万3,390人。離職率は、前年度より2.2%増の31.0%。このうち、1年目の離職は4万5,864人、2年目の離職は3万6,508人、3年目の離職は3万1,018人だった。

 このほかの新規学卒者の3年以内離職率は、短大等卒者が39.9%(前年度比0.6%増)、高卒者が39.2%(前年度比3.5%増)、中卒者が62.1%(前年度比2.1%減)。中卒者以外はすべて、前年度より離職率が上昇していた。

 3年以内に離職した大卒者を業種別にみてみると、もっとも離職率が高いのは宿泊業・飲食サービス業で51.0%。教育・学習支援業48.9%、生活関連サービス業・娯楽業45.4%なども高かった。一方、もっとも離職率が低い業種は、電気やガスなどのライフライン産業で8.8%、次いで鉱業・採石業13.6%、製造業17.6%。業種別の離職率の推移に大きな変化はなく、業種によって若者の離職状況に大きな差がある実態も浮き彫りになった。
《奥山直美》

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