【文科省】教科書検定基準一部改正、浜松の児童集団感染ほか…1/17下村大臣会見

教育・受験 学習

下村文部科学大臣定例記者会見の様子
  • 下村文部科学大臣定例記者会見の様子
  • 文部科学省 ホームページ
 下村博文文部科学大臣は1月17日の定例記者会見で教科書検定基準の一部改正で政府の立場がわかる教科書へ、「八重山地区の分割はしない」沖縄県教委は速やかに是正要求を、浜松市で多数の児童が嘔吐・下痢に集団感染した疑いがあることなどについて発言した。

◆1月17日のテーマ
「政府の立場がわかる教科書を」教科書検定基準の一部改正(1:31~)(8:58~)
「八重山地区の分割はしない」沖縄県教委は速やかに是正要求を(5:23~)
「教育再生実行会議」がスタートから1年、「スピード感」あった(11:03~)
浜松市の小学校で多数の児童に嘔吐・下痢…集団感染か(18:29)
 ※()内に動画の再生時間を記した

・「政府の立場がわかる教科書を」教科書検定基準の一部改正
 1月17日、教科書検定基準の一部を改正する告示を行った。これは昨年発表された教科書改革実行プランにもとづき新しい教育基本法に則ってバランスよく記載された教科書で、子どもたちが学ぶことができるよう検定基準を改正するもので、改正後の検定基準は、2014年度に行う中学校用教科書の検定から適用となる。

 今回の検定教科書基準は、新教育基本法に則った適切な教科書記述を求めている。たとえば政府の統一見解がある場合には教科書に記述するが、これは政府による歴史観や政治的立場の押し付けではなく、政府がどのような立場を取っているのかを教え、生徒自らの見解を形成していくことが大切との考えからだとし、「異なる見解を併記することを否定していない」と述べた。

・「八重山地区の分割はしない」沖縄県教委は速やかに是正要求を
 竹富町の教科書問題で沖縄県教育委員会が文科省に対し質問状を送ることを決め、その内容をまとめた。内容としては教科書改革実行プラン内の「教科書採択地区の設定単位を柔軟化する」という構想をこの問題に適用したいとする趣旨が盛り込まれているという。

 沖縄県教委が竹富町に対し是正要求を行う法律上の義務を負っていながら、いまだにされていないことは「大変遺憾だ」とし、質問には丁寧に答えたいとしながら、速やかに是正要求を行ってほしい考えを改めて述べた。

 また、採択地区分割については「今回の八重山地区は地理的・社会的条件や関係自治体との規模などから1つの共同採択地区として設定すべき」と改めて考えを明らかにした。

・「教育再生実行会議」がスタートから1年、「スピード感」あった
 教育再生実行会議がスタートして約1年となるが、これまでに教育改革に向けた取り組みや議論された内容をいかに着実に改革に向けて取り組めるかという文科省の姿勢が問われている。提案されたことを時には中教審に諮問しながらスピード感をもって行うことができたとして、「現在も継続中の教育委員会制度改革案などが引き続き着実に実行されるようにしていく」と述べた。

・浜松市の小学校で多数の児童に嘔吐・下痢…集団感染か
 1月16日に静岡県浜松市の複数の小学校において多数の児童に嘔吐・下痢症状による欠席がみられ、市内15校の小学校において928人の欠席者が出たと報告を受けている。浜松市では当該小学校には学校閉鎖・学級閉鎖の措置を取るよう指示し、市内の小中学校に対し手洗い指導の徹底や健康観察について通知し、症状がある場合には医療機関を受診するよう依頼したという報告を受けている。現在、浜松市保健所において原因を調査中であり、学校給食については引き続き会議や講習会を通じて衛生管理に関する周知徹底を図る方針だ。


《田邊良恵》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)