柏市など、電子母子健康手帳を活用した健康支援サービスの実証事業を開始

 妊産婦や子育て世代をターゲットとした、電子母子健康手帳サービスおよび妊産婦への健康支援サービスの実証事業が、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)で1月29日からスタートした。

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 妊産婦や子育て世代をターゲットとした、電子母子健康手帳サービスおよび妊産婦への健康支援サービスの実証事業が、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)で1月29日からスタートした。

 今回の実証事業は、柏市、三井不動産、スマートシティ企画、日本ヒューレット・パッカード、エムティーアイをはじめとするコンソーシアムが公民学連携で実施するもの。

 電子母子健康手帳サービスでは、スマートフォンの専用アプリ「hahaco柏」を提供。同アプリでは、母親の身体の状態、赤ちゃんの成長をスマートフォンで簡単に記録できるほか、予防接種記録や定期健診記録の管理、予防接種日を知らせる便利な通知機能を用意する。また、オンラインで柏市の保健師・栄養士からアドバイスを受けることもできるという。

 一方、ICTを活用した健康見える化サービスでは、髪留め型活動量計やリストバンド型活動量計など、常に身に着けられるライフレコーダーを利用し、ライフログを収集。専用アプリ「Cal&Steps」で簡単に日々のライフログ(生活行動記録)や健康状態・体調変化の状況を簡単に把握できるという。

 さらに、地域における個人の情報ポータル「柏の葉マイポータル」を提供。同サイトは共通IDを活用し、電子母子健康手帳や健康見える化のほか、エネルギー見える化サービスなど、住民が利用中、利用可能な街のサービスをワンストップで一覧できるという。

 これらの健康支援サービスは、健康長寿都市、新産業創造都市の実現を目指す「柏の葉スマートシティ」の主要プログラムと位置づけられている。今回、まずは約1か月間の実証事業として住民から参加モニターを募り実施。サービス利用を通じた総合健康支援サービスの有効性を検証するという。
《水野こずえ》

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