【文科省】世界に伍する大学を築くガバナンス改革…2/25下村大臣会見

 下村博文文部科学大臣は2月25日の定例記者会見で若手や女性の活躍で未来へ繋がるオリンピックに、世界に伍する日本の大学を築くガバナンス改革のため法令改正を行うことについて発言した。

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下村文部科学大臣定例記者会見のようす
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 下村博文文部科学大臣は2月25日の定例記者会見で若手や女性の活躍で未来へ繋がるオリンピックに、世界に伍する日本の大学を築くガバナンス改革のため法令改正を行うことについて発言した。

◆2月25日のテーマ
若手や女性の活躍で未来へ繋がるオリンピックに(00:24~)
世界に伍する大学を築くガバナンス改革、法令改正へ(18:26~)
※()内に動画の再生時間を記した

・若手や女性の活躍で未来へ繋がるオリンピックに
 2月7日から23日までの17日間にわたり、ソチオリンピック大会において全力で取り組まれた日本選手団のみなさんに敬意を表したいと下村大臣はコメント。今大会では金メダル1個を含む合計8個のメダルを獲得、そして合計28種目で入賞を果たし、長野オリンピックに次ぐ歴代2位の記録を残し高く評価できる結果となった。

 19歳の羽生結弦選手がフィギュアスケート男子においてアジア初の金メダルを獲得したことをはじめ、15歳の平野歩夢選手がスノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得するなど若い世代の活躍のほか、竹内智香選手がスノーボードパラレル大回転で日本人女子としてスノーボード種目で初めてのメダルとなる銀メダルを獲得するなど女性の活躍が見られたとコメントした。

 また41歳の葛西紀明選手が夏季冬季通じて日本人史上最多となる7大会連続出場を果たした上、日本人選手最年長となるメダルを獲得。「その姿は多くの国民に勇気と感動を与えてくれた」と述べた。

・世界に伍する大学を築くガバナンス改革、法令改正へ
 ガバナンス改革には当初は法令改正の必要はないとの意見もあったが、日本の大学が地盤沈下することなく世界と肩を並べ国内外の優秀な人材を養成していくためにガバナンス改革は避けて通ることのできないものとなっている。「その改革について積極的に取り入れ、対応した大学には補助金などの支援をし、また私立大学に対してもインセンティブに自覚を持ってもらうという意味で法令改正をすることを決めた」と述べた。

 教授会改革についてもその中で法令改正をしていきたいとしているが、「現在も議論が続いており、今後与党とも協議をしていきながら考えていく」と明言を避けた。

《田邊良恵》

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