筆記試験をコンピューター上で解答する「英検CBT」全国12会場へ順次展開

 日本英語検定協会は3月5日、関東の2地区で実施している英検CBT(Computer Based Testing)を、2014年度は北海道から沖縄までの12会場への展開を予定していると発表。英検の受験機会と英語の学習機会の拡大を目的に、ICT関連事業を整備していく。

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 日本英語検定協会は3月5日、関東の2地区で実施している英検CBT(Computer Based Testing)を、2014年度は北海道から沖縄までの12会場への展開を予定していると発表。英検の受験機会と英語の学習機会の拡大を目的に、ICT関連事業を整備していく。

 英検CBTは、英検の一次試験の筆記問題をコンピューター上で解答するもので、従来の英検同様に級を取得できる。2013年度は2級と準2級の試験で実施された。一次試験が通常の英検とは異なる日程で行われるため、通常の日程では都合が悪い場合も受験ができる。また、その場で合否結果が判明するのも特徴となっている。二次試験に関しては共通の日程で行われる。

 今年度は東京と川崎で実施したが、2014年度から実施会場数を段階的に増やしていく。2014年6月に行われる第1回検定の試験では、東京3会場(千代田区・目黒区・中野区)に加え、川崎、名古屋で実施。10月の第2回検定では全国9会場に、2015年1月に行われる第3回検定では、全国12会場での実施を予定している。第2回、第3回の試験会場については、詳細が確定次第、発表となる。

 6月に行われる第1回検定の受付期間は3月21日から5月16日(書店は5月14日締切)まで。英検CBTの検定料金は通常の会場での金額と同じで、申込みはインターネットからのみとなっている。

 また、同協会によると、学校を主体とする団体受験の準会場向けにタブレットを使用した受験用ソフトウェアをすでに開発済みだという。今後は全国の一般会場向けのサービスである英検CBTだけでなく、準会場向け新サービスをリリースしていく。
《黄金崎綾乃》

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