物理チャレンジ2014、4/1から中高生の参加受付けを開始

 物理オリンピック日本委員会は、中高生を対象とした全国物理コンテスト「物理チャレンジ2014」の参加申込み受付けを4月1日より開始する。国際物理オリンピックの日本代表専攻も兼ねており、成績優秀者は翌年の候補者として選定されるという。

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物理チャレンジ2014
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 物理オリンピック日本委員会は、中高生を対象とした全国物理コンテスト「物理チャレンジ2014」の参加申込み受付けを4月1日に開始する。国際物理オリンピックの日本代表選考も兼ねており、成績優秀者は翌年の候補者として選定されるという。

 物理チャレンジは、主に高校生・中学生などを対象とした全国規模の物理コンテスト。世界物理年(2005年)を記念して第1回全国物理コンテスト「物理チャレンジ2005」が開催され、以後毎年開催されている。参加者は年々増加し、2013年は1,460名がコンテストにチャレンジした。

 物理チャレンジでは、はじめに「第1チャレンジ」として、「理論問題コンテスト」と「実験課題レポート」に挑む。「理論問題コンテスト」は、全国約70の会場で一斉に実施。「実験課題レポート」は、実験課題に自宅や学校で実際に取り組み、その結果を実験レポートとしてまとめて提出する。

 続く「第2チャレンジ」は、第1チャレンジの総合結果から選抜された70名が夏休みに一堂に集まる3泊4日の合宿形式で実施。各5時間で行われる「理論」と「実験」のコンテストにチャレンジする。成績優秀者には、金賞(6名)、銀賞(12名)、銅賞(12名)、それに優良賞(若干名)などの賞が授与される。また期間中は、第一線科学者との対話、最先端研究施設の見学を実施するほか、参加者同士の交流や物理研究者との語らいを深める機会など、コンテスト以外にも多彩なプログラムも織り込んでいる。

 また、「物理チャレンジ」は、国際物理オリンピックに派遣する日本代表選考も兼ねている。第2チャレンジで特に優秀な実力を示し、かつ翌年の国際物理オリンピックの参加資格を満たす者を日本代表候補者として選抜。通信添削や合宿など研修に参加してもらい、最終選考(チャレンジ・ファイナル)ののちに5名を日本代表として翌年の国際物理オリンピックに派遣する。

◆物理チャレンジ2014
対象:4月1日現在で満20歳未満かつ第2チャレンジ開催時(8月19日)に高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校4・5学年)に在学していないもの
参加費:無料
参加方法:ホームページまたは郵送
申込締切:郵送の場合は5月25日(日)必着、オンラインの場合は5月31日(土)24:00まで
日程:
6月20日(金):第1チャレンジ 実験課題レポート提出締切
7月13日(日):第1チャレンジ 理論問題コンテスト
8月19日(火)~22日(金):第2チャレンジ
《水野こずえ》

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