2014年度新入社員の初任給、大卒20万6,258円…0.3%上昇

 2014年度新入社員の初任給は、大学卒で20万6,258円、高校卒で16万1,687円となり、同一企業で見た前年度比は、それぞれ582円(0.3%)、552円(0.3%)上昇したことが、労務行政研究所が4月23日に発表した調査結果より明らかになった。

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2014年度決定初任給の据え置き状況
  • 2014年度決定初任給の据え置き状況
  • 2014年度決定初任給および同一企業における上昇額、上昇率
  • 2014年度学歴別決定初任給の上昇額分布
 2014年度新入社員の初任給は、大学卒で20万6,258円、高校卒で16万1,687円となり、同一企業で見た前年度比は、それぞれ582円(0.3%)、552円(0.3%)上昇したことが、労務行政研究所が4月23日に発表した調査結果より明らかになった。

 新入社員の初任給調査は、東証第1部上場企業1,696社と、生命保険、新聞、出版でこれに匹敵する大手企業11社を加えた合計1,707社のうち、回答のあった237社を集計したもの。3月中旬~4月7日に調査票の郵送と電話取材により調査を実施した。なお、初任給は原則として時間外手当と通勤手当を除く、諸手当て込みの所定内賃金。

 2014年度の初任給を前年度と同額に据え置いた企業は75.5%にのぼるものの、前年度と比べて19.9ポイント減少した。全学歴引き上げは23.2%となった。産業区分別に見ると、製造業は33.8%、非製造業は8.2%が初任給を引き上げた。

 初任給の水準は、大学卒(一律設定)が20万6,258円、大学院卒修士が22万2,998円、短大卒が17万4,329円、高校卒(一律設定)が16万1,687円となった。

 学歴別の初任給上昇額の分布を見ると、いずれの学歴も、「据え置き」が6~7割台を占める。平均上昇額は、大学卒が582円、大学院卒修士が461円、短大卒が457円、高校卒が552円となった。
《工藤めぐみ》

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