特別支援学校におけるタブレット端末活用事例…都内12校を紹介

 東京都教育委員会は6月12日、「特別支援学校におけるタブレット端末活用事例」をホームページに公開した。タブレット端末を使って筆順の学習をしたり、身体の動きを把握したりするなど、都内12校の事例をPDF形式で56ページにわたって紹介している。

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特別支援学校におけるタブレット端末活用事例
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 東京都教育委員会は6月12日、「特別支援学校におけるタブレット端末活用事例」をホームページに公開した。タブレット端末を使って筆順の学習をしたり、身体の動きを把握したりするなど、都内12校の事例をPDF形式で56ページにわたって紹介している。

 八王子盲学校では、タブレット端末を活用して、子どもが見やすい大きさで漢字の書き順を学習している。拡大・縮小や白黒反転表示が容易で、より効果的に学習が進められるという。

 光明特別支援学校では、身体を動かす経験の乏しい、肢体不自由のある生徒にタブレット端末のカメラを使って自分がどのような動きをしているのか視覚的に確認しながら、だんだんと自分の動きが手本に近づいているということが把握できるようになったという。

 鹿本学園では、タブレット端末は操作の因果関係がわかりやすく、興味関心がわきやすく、重度・重複障害の生徒にも効果的であると報告している。ほかにもさまざまな学校で「子どもたちのモチベーションが向上した」と報告されている。

 なお、東京都では、発達障害を含む障害のある幼児・児童・生徒の一人一人の能力を最大限に伸長するため、乳幼児期から学校卒業後までを見通した多様な教育を展開し、社会的自立を図ることのできる力や地域の一員として生きていける力を培い、共生社会の実現に寄与するため、東京都特別支援教育推進計画を策定している。
《工藤めぐみ》

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