第55回国際数学オリンピック(IMO)が7月3日~13日、南アフリア・ケープタウンで開催され、日本代表の高校生6人全員がメダルを獲得した。6人のうち、4人は金メダルという好成績で、国別順位は5位だった。 IMOは、世界各国・地域の数学的才能に恵まれた若者を見出し、才能を伸ばすチャンスを与えることなどを目的に毎年開催されている。今回の大会には、世界101の国や地域から560人の生徒が参加した。 日本からは、高校生6人が出場。7月8、9の2日間、各3問の筆記試験を1日4時間半にわたって取り組んだ。 個人の得点合計により、上苙(うえおろ)隆宏さん(早稲田高校3年)、隈部壮さん(筑波大学附属駒場高校3年)、早川知志さん(洛星高校3年)、山本悠時さん(東海高校3年)の4人が金メダルを獲得。大場亮俊さん(筑波大学附属駒場高校3年)が銀メダル、井上卓哉さん(開成高校1年)が銅メダルを受賞した。 上苙さんは前回大会、隈部さんは2013年の国際情報オリンピックの銀メダルに続く、金メダル獲得となった。 国別順位は5位。4個の金メダル獲得は、2009年の第50回ドイツ大会における金メダル5個獲得に次ぐ快挙となる。 大会メダルは、成績優秀者のうち、参加者の約12分の1に金メダル、約12分の2に銀メダル、約12分の3に銅メダルが贈られるという。