児童のいる世帯6割超が「生活苦しい」…国民生活基礎調査

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国民生活基礎調査
  • 国民生活基礎調査
  • 児童の有無(児童数)別にみた世帯数の構成割合の年次推移
  • 末子の年齢階級別にみた児童のいる世帯の所得の状況
  • 貧困率の年次推移
  • 生活意識別にみた世帯数の構成割合
 厚生労働省は7月15日、2013年国民生活基礎調査の結果を公表した。児童のいる世帯では6割以上が「生活が苦しい」と回答し、子ども貧困率も調査以来最悪の16.3%という結果になった。

 同調査は、国勢調査と同様に統計法に基づく基幹統計として毎年実施。全国の世帯および世帯員を対象に、今回は世帯票・健康票23万4,383世帯、所得票・貯蓄票26,387世帯、介護票6,342人の有効回答を得て集計した。

 児童のいる世帯は全世帯の24.1%にあたる1,208万5,000世帯となっている。そのうちの72%が「夫婦と未婚の子のみ」の世帯構造、次いで16.3%が「3世代世帯」196万5,000世帯だった。児童数別にみると児童が「1人」いる世帯は全世帯の10.9%、「2人」いる世帯は10.1%となっている。1986年(昭和61年)の調査では、児童「1人」いる世帯は16.3%、「2人」いる世帯は22.3%だった。

 所得等の状況では、1世帯あたりの年間平均所得金額は「全世帯」が537万2,000円、「児童のいる世帯」は673万2,000円となっている。児童のいる世帯について末子の年齢階級別にみると、平均所得金額は「15~17歳」の世帯がもっとも高く、732万7,000円だった。

 貯蓄の状況をみると、「1世帯あたりの平均貯蓄額」は1,047万円。「児童のいる世帯」の平均貯蓄額は706万7,000円だが、「貯蓄がない」と回答した「児童のいる世帯」は15.3%あった。

 17歳以下の貧困世帯にいる「子どもの貧困率」は、1985年(昭和60年)の調査以来もっとも高く16.3%だった。前年から0.6ポイント、1985年の10.9%から5.4ポイントそれぞれ増加していることがわかった。

 暮らしの状況を総合的にどう感じるかの「生活意識」として、全世帯で「苦しい」と回答した世帯は59.9%いた。近年上昇傾向で、2001年(平成13年)の51.4%から8.5ポイント増えている。中でも児童のいる世帯では65.9%が「苦しい」と答えている。

 調査の結果はホームページで見ることができる。
《田中志実》

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