九州大学理学部生物学科は、高校生や市民を対象とした公開講座を8月16日(土)に開催する。「上皮細胞」と「脳の左右差を生み出すしくみ」について、生物学科の教官が最先端の研究成果をわかりやすく紹介する。参加費は無料で、事前申込みは不要。 公開講座は、基礎生物学の重要性と面白さを、広く一般社会の人々に伝えるために開催され、今回で13回目となる。高校生に対しては、理学部がどのような学部であるかについても説明し、進路決定の一助となるような機会を設ける。 代謝生理学研究室の池ノ内順一准教授による「上皮細胞ってなんだろう」では、これまでの研究を通して、上皮細胞のどのような性質が明らかになってきているか、どんなことがまだわからないか紹介する。また、上皮細胞が異常になって悪性腫瘍になる過程も解説する。 生体物理化学研究室の伊藤功教授による「脳の左右差を生み出すしくみ」では、脳の左右差の形成機構とその意義について、マウスの脳を用いた研究を紹介する。◆第13回九州大学理学部生物学科公開講座日時:2014年8月16日(土)13:30~16:30(受付は12:30~)会場:九州大学箱崎地区国際ホール(理系中門から入ってすぐ左側)対象:高校生と市民募集人数:約200名参加費:無料申込方法:事前申込み不要