東大、9/5に高校生のための金曜特別講座…ネット視聴も

 東京大学は9月5日、2014年度夏学期「高校生のための金曜特別講座」を駒場Iキャンパスで開催する。演題は「幻の蝶ブータンシボリアゲハの自然史」。講座は1回完結。参加無料、事前申込不要。定員は先着200人。

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 東京大学は9月5日、2014年度夏学期「高校生のための金曜特別講座」を駒場Iキャンパスで開催する。演題は「幻の蝶ブータンシボリアゲハの自然史」。講座は1回完結。参加無料、事前申込不要。定員は先着200人。

 いろいろな分野の研究者が金曜日の夕方、高校生に向けて講義する「高校生のための金曜特別講座」の夏学期講義プログラム(全14回)の第13回。高校生に学問研究の面白さや幅広さを知ってもらい、進路選択の参考にしてもらおうと、2002年から開催している。

 第13回の講師は、同大総合研究博物館の矢後勝也さん。テーマは、約80年前にブータン東部で発見されてから記録が途絶えていたアジア最後の幻の大蝶「ブータンシボリアゲハ」。2011年に本種の再発見と生態解明を成し得た様子などについて、調査隊の一員でもある矢後さんが紹介。動画も交えながら、ブータンシボリアゲハの特殊な生活史や生息環境、本種の種分化仮説などを解説する。

 東京大学駒場博物館との共催企画。講義では、同館で開催中の特別展「日本の蝶」(7月19日~9月23日)の展示内容や現状のチョウ類保全についても説明。講義終了後には特別展を見学することもできる。

 時間は午後5時半から7時。講義は1回完結で、参加費や事前申込みは不要。定員は先着200人。一般の参加も歓迎。また、遠方の高校生のため、オープンコースウェアプロジェクト(UT-OCW)の一環として、インターネット・テレビ電話システムによる講義の配信も試験的に行っている。UT-OCW特設サイトから視聴することができる。

 なお、第14回は9月26日に開催。同大大学院総合文化研究科 地域文化研究専攻の長谷川まゆ帆さんが「女と男と子どもの生きる近代―日常性の歴史学に魅せられて」と題して講義する。

◆2014年度夏学期「高校生のための金曜特別講座」(第13回)
日時:9月5日(金)17:30~19:00(開場17:00)
会場:東京大学駒場Iキャンパス18号館ホール(目黒区駒場3-8-1)
演題:「幻の蝶ブータンシボリアゲハの自然史」
定員:200人(先着順)
参加費:無料
申込み:不要
《奥山直美》

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