5歳未満の子どもが年間630万人死亡、アンゴラでは6人に1人…ユニセフ報告書

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生後6カ月の女の子と母親(バングラデシュ)
  • 生後6カ月の女の子と母親(バングラデシュ)
  • 栄養状態の検査をする赤ちゃん(エリトリア)
  • HIVと共に生きる母親から生まれた生後3カ月の赤ちゃん(南アフリカ)
 ユニセフは、国連が16日に発表した新たな統計から、報告書「2014年度版 子どもの死亡における地域(開発レベル)別の傾向」を発表。2013年、5歳未満で死亡した子どもは世界で630万人に達していることが明らかになった。

 報告書によると、5歳未満で死亡した子どもの数は、2012年と比べると、約20万人少なくなったが、いまなお、毎日1万7,000人近い子どもたちが亡くなっているという。

 世界で5歳未満児死亡率が最も高いのはアンゴラで、出生1,000人あたり167人が死亡。一方、最も死亡率が低いのはルクセンブルクの出生1,000人あたり2人。ちなみに日本は出生1,000人あたり3人となっている。

 各国内で、子どもの死亡リスク上昇の鍵となるのは、相対的な豊かさや教育、居住地だ。遠隔地の農村部に生まれたか、貧しい世帯に生まれたか、教育を受けていない母親のもとに生まれたかによって、子どもの死亡リスクは影響を受けるという。

 5歳未満児死亡の主な要因は、早産による合併症(17%)、肺炎(15%)、陣痛・分娩中の合併症(11%)、下痢(9%)、マラリア(7%)。また、5歳未満のすべての死亡の約半数に、栄養不良が関係している。

 今年6月、WHOとユニセフ、パートナー団体は、予防可能な新生児死亡と死産を2035年までになくすことを目指す初の世界的な計画を発表。計画書では、出生時に基本的かつ費用対効果の高い保健サービスを提供すること、ケアの質を高めることが必要だとし、世界の国々が団結し、多くの命を守るべき取り組みを行うべきだと呼びかけている。
《水野こずえ》

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