インターンシップに参加する大学生増加、就活開始時期の変更が影響

 マイナビは10月17日、「2014年マイナビ大学生インターンシップ調査」の結果を発表した。「マイナビ2016」登録者を対象とした同調査では、大学生のインターンシップ参加率が6割を超え、今後も参加を希望する学生が約9割におよぶことが分かった。

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就職活動の開始が3月になったことが、夏のインターンシップに参加するかどうか決めるのに影響したか
  • 就職活動の開始が3月になったことが、夏のインターンシップに参加するかどうか決めるのに影響したか
  • 参加しか企業について印象の変化があったか(複数選択)
  • 今後(秋・冬)、インターンシップが開催される場合、参加してみたいか
  • 今後、学生がインターンシップに参加したい時期と企業が実施する可能性のある月の比較(複数選択)
 マイナビは10月17日、「2014年マイナビ大学生インターンシップ調査」の結果を発表した。「マイナビ2016」登録者を対象とした同調査では、大学生のインターンシップ参加率が6割を超え、今後も参加を希望する学生が約9割におよぶことが分かった。

 同社がインターンシップに特化した調査を実施したのは今回が初めて。インターンシップについての考えや、参加の有無、参加実態、今後の意欲等について「マイナビ2016」に登録している大学生・大学院生3,562名を対象に、アンケート調査を実施した。調査期間は、9月12日~28日。

 9月末時点で、インターンシップに参加したことのある大学生・大学院生は、61.4%。前年同社で実施した他調査での同様の質問と比較すると、今年の参加割合は高まっているという。文理男女別で見ると文系女子の参加割合がやや高い傾向にあるようだ。

 また「就職活動開始時期の変更」が、夏のインターンシップ参加意思に影響したかについては26.3%が「就職活動時期が遅れることで、参加しようと思った」と回答。逆に、「就職活動の開始時期が遅れることで、参加しないつもりだった」という後ろ向きの回答も9.4%で、両回答を合わせて全体の約3分の1が、影響を受けたという結果となった。

 インターンシップに参加した企業の印象については、「良い方に変化し、その企業で働きたいと思った」が64.8%となり、ほとんどの学生がインターンシップを経験したことで、企業への印象を良い方へ変化させている。ただし、好印象を抱くことが必ずしも就職希望につながるわけではなく、全体の36.1%が「良い方には変化したが、その企業で働きたいとは思わない」と回答している。

 今後、秋と冬に行われるインターンシップに参加したいか聞いたところ、「参加したい」が88.9%で約9割となった。参加希望が多い月は、12月(55.3%)、次いで2月(49.0%)となった。これは、年末年始休業・春休み等の長期休暇時期とも重なる。また、約3割の学生が、3月を参加したい時期としてあげているが、実際に実施の可能性がある企業は約1割と大きな開きがある。

 学生のインターンシップに参加しやすい期間は、「長期休暇中」は「2日以上1週間未満」が67.1%と3分の2以上を占め、「授業のある期間」では「1日」65.0%に票が集まった。
《小林瑞季》

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