【全国学力テスト】平成27年度は「理科」を追加…4/21実施

 文部科学省は12月9日、平成27年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に関する実施要領を発表。前年度との変更点として、国語、算数・数学に加えて理科を実施するほか、結果公表に関して序列化が生じないよう明確化されている。

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 文部科学省は12月9日、平成27年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に関する実施要領を発表。前年度との変更点として、国語、算数・数学に加えて理科を実施するほか、結果公表に関して序列化が生じないよう明確化されている。

 平成27年度全国学力テストは、4月21日に小学6年生と中学3年生の全児童生徒を対象に実施する。児童生徒に対する調査は、「教科に関する調査」「質問紙調査」の大きく2つ。教科に関する調査は、国語、算数・数学、理科の3教科について、「知識に関する問題」と「活用に関する問題」が出題される。今回追加となる理科は、知識に関する問題と活用に関する問題を一体的に問い、1単位時間とする。なお、理科の学力テストは平成24年度に初めて実施された。

 調査結果の活用や公表については、教育委員会が主体性と責任を持って当たることとし、序列化や過度な競争が生じないようにするなど教育上の効果や影響などに十分配慮することが重要であると強調。

 調査結果を公表する場合は、「単に平均正答数や平均正答率などの数値のみの公表は行わず、調査結果について分析を行い、その分析結果を併せて公表すること。さらに、調査結果の分析を踏まえた今後の改善方策も速やかに示すことと」とされている。
《工藤めぐみ》

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