北海道総務部危機対策局危機対策課は、暴風雪における12月17日21時現在の被害状況などをまとめ、発表した。17日は、1,215校が臨時休校、87校が下校時間の繰上げを行ったほか、18日も796校での休校が発表されている。 発表によると、16日から続く猛吹雪の影響で、道内各地で被害が確認されている。17日19時現在の速報値では、北見市や網走市などを中心に1,928戸で停電、延べ停電戸数は15,648戸に上るという。枝幸町では、高潮が地面を浸食したことによる水道管破損も確認されており、79世帯216人が影響を受けているようだ。 教育機関への影響を見ると、豊浦町大岸小学校のプール屋根部分のビニールが全壊し、根室市啓雲中学校のバックネットが倒壊した。17日の臨時休校数は公私合わせて1,215校に上り、87校が下校時間を繰上げた。18日は、796校の臨時休校が既に発表されており、下校時間繰上校も78校に上る。 中でも札幌市は、18日の全校一斉臨時休業を発表。18日の登校時間にはかなり激しい吹雪となる見込みであるとし、札幌市立幼稚園(10園)、札幌市立小学校(202校)、札幌市立中学校(97校)、札幌市立高等学校(8校)、札幌市立特別支援学校(4校)を臨時休校とした。 高潮による越波のため避難指示が出されていた別海町本別海地区では、17日13時に避難指示が解除されたが、根室市の6地区では引き続き避難勧告が出されている。18日も暴風雪の影響が道内広範囲で懸念されており、通学前に教育委員会や学校のWebサイトを確認する必要があるだろう。外出は控え、必要な場合も細心の注意を払ってほしい。